9月9日に行われた小田急箱根 船舶部主催による重大事故想定訓練が行われました。 箱根遊船、芦ノ湖水上安全協会、箱根町消防署、小田原警察、日本赤十字も協力しております。
想定した内容は、プロペラを破損し航行不能、停泊した海賊船から箱根遊船の十国丸に旅客を移動、帰港したのち傷病者の手当てを行うというものでした。
その訓練のなかで今回の主役と呼ぶべきは、船舶から船舶へ旅客をスムーズな移動をさせるためだけに小田急箱根船舶部が新しく建造した、「九頭龍」という浮き桟橋のような動力船です。
通常、海賊船同士など直接接続して旅客を移動させることはマスト等ある関係で不可能で、その船同士の間に九頭龍を接続させ、旅客を速やかに退避させる事ができるか?が訓練の目的でした。
九頭龍は見事にその役目を果たし、ビクトリーから十国丸へスムーズに旅客を避難させる事ができました。
小田急箱根船舶部の安全対策への意識の高さに感服した今回の訓練でした。
Comments